卒業式に参列のお母様の着物
私の子供時代の小・中学校の卒業式といえば、母親は色無地などの着物に黒の絵羽織姿だったのを思い出します。私自身も黒絵羽の羽織りを用意してもらいましたが、残念な事に一度も袖を通すことがありませんでした。一般的には、卒業式での父兄の着物姿は減ってきてるようですが、鎌倉では以外と多くお母様がお着物をお召しになっています。聞いた話ですが、クラスで7~8人はお着物だとか。袴で卒業式の学校が多いからでしょうか。
お子様の卒園式にお着付けを受け賜りました。人生の節目で着る着物は思い出に残り、良い記念になりますね。
お式参列に相応しい着物
最近は色無地をお誂えになる方が減ってきました。色無地の着物は洋服ではフォーマルスーツのような種類になりますので、卒業式などには華やかさ過ぎず安心してお召しになれるお着物です。でももっと色々な場面でも着られるお着物という事で付下げや、落ち着いた訪問着を誂える方が増えているそうです。確かに付下げや訪問着ですとパーティやカジュアルなパーティ等にもお召しになれて出番は増えます。ただ、色無地の着る人や帯を引き立てるシンプルな美しさはとても素敵なので、これからも是非お召しいただき着物です。
着物コーディネート■卒園式に参列の母
着物 ◆ 色無地
袋帯 ◆ 唐織
半衿 ◆ 綸子 白
帯揚げ ◆ クリーム ぼかし
帯締め ◆ 平組